
| 矯正歯科(歯列矯正)は、歯並びを正しく改善する為の治療ですが、この治療は見た目の改善だけではなくものを食べる運動(咀嚼)や発音の改善、かみ合わせの改善による頭痛や腰痛の改善等も期待できる治療です。今までは、ギラギラと光る金属の金具が嫌で治療を受けなかったり、成人のため時期的に効果的な治療が難しいケースもありましたが、最近の技術の進歩により目立たない矯正装置の開発や、成人矯正、部分矯正等幅広く治療が行えるようになりました。 |

1. 歯列がでこぽこで、食べもののカスがたまりやすく、歯みがきもむずかしいので、むし歯や歯槽膿漏になりやすい環境になります。上下ともこれだけ凸凹ですと当然歯磨きもしにくいので虫歯になりやすいですね。
2. 発音がうまくできないので、会話がしにくい場合があります。歯がなくなったり歯列が乱れて、発音しにくい、楽器が吹けなくなったなどと大人の患者さんに訴えられることがよくあります。 3.
うまく噛めない、噛み切ることができにくい、噛む箇所が少ないなど、食事が不自由になります。その結果、成長期ではあごと口のまわりの筋肉の発育が不十分になりやすい、という悪循環になりがちです。前歯からわきの歯まで噛み合わせが悪く開いています。奥歯の一点のみで噛んでいますので、よく噛めません。 4.
歯並びと口元は顔のポイントです。とくに、前歯の部分の歯並びの乱れは、会話の時、笑った時に視線を集めます。また、反対咬合(かみあわせが逆)や上顎前突(出っ歯)では、顔貌にも影響します。

歯並びが悪いことを不正咬合といい、歯やあごが形態的・機能的にバランスの取れてない状態のことです。
◇八重歯・乱ぐい歯(叢生:そうせい)
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術前 |
術後 |
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でこぼこに生えた乱ぐい歯、犬歯が飛び出した八重歯などのことを言います。
歯と小さくなったあごの大きさとの不調和が原因とされており、歯ブラシの毛先が届きにくいために、長い間に虫歯や歯周病(歯槽膿漏)にかかりやすくなります。 |
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◇出っ歯(上顎前突:じょうがくぜんとつ)
◇受け口(反対咬合、下顎前突:かがくぜんとつ)
◇開咬(かいこう)
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術前 |
術後 |
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奥歯で咬んでも前歯は咬んでおらず、上手く咬めない状態。また、発音に問題が生じることもあります。 |
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◇すきっ歯(空隙歯列弓:くうげきしれつきゅう)
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術前 |
術後 |
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隣同士の歯と歯の間が開いている状態です。
食べ物が挟まり、丁寧な歯磨きを心がけないと歯周病(歯槽膿漏)になりやすくなります。 |
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